労働安全衛生は経営者、従業員ともに大切な取り組みです

労働安全衛生は大切ですよ


労働安全衛生は、経営者だけでなく従業員にも大切です。
 
労働安全衛生とは、「従業員に怪我をさせない」、「病気をさせない」ようにするために予防する対策です。

もちろん衛生にはメンタルヘルスも含まれています。

労働安全衛生の取り組みは、「労働安全衛生法」など法律で企業に義務付けられています。


でも経営者の中には、安全衛生に掛けるコストをマイナスと捉えている人が多いです。

利益追求をするのが企業の目的なので、労働安全衛生はリターン(利益)が出るものではないので、前向きに捉えていないわけです。

ただ、従業員を守るために取り組みたいと思っていても、投資する金額がないと思っている経営者もいます。

共通して言えることは、労働安全衛生の対策をしてもリターンが得られないと間違えて捉えているということです。

でも、実際は取り組むことで、安全衛生だけでなく、品質・作業性・業務改善・環境にプラスになるんですよ。

それが理解できれば、積極的に取り組む意欲が湧くと思います。




従業員の意識を変えることも大切です


一方、従業員にも捉え方がズレている方が多いのも事実です。

労働安全衛生は、自分の仕事ではないから、自分には関係ない、安全衛生の担当者や保健衛生スタッフの仕事だと思っている人がほとんどんです。
 
確かに、従業員の安全や健康を守るのは、経営者の義務です。

でも、怪我や病気をして一番苦しむのは会社ではなく、従業員である「あなた本人」なんです。

もし、障害が残るようなことがあれば一生苦しむことになります。

本人だけでなく、ご家族も苦しむことになりますから。


会社が労働安全衛生の対策をしたとしても、従業員が守らなかったら意味がないです。

会社と従業員が一緒になって取り組むことで、初めて効果を発揮するからです。



労働安全衛生をどうやって取り組んでいくのか?


会社トップが労働安全衛生の取り組みをすると「トップダウン」で表明し、従業員に「仕事」として取り組むことを指示することが大切です。

そうすることで、従業員も労力を使い取り組むことができるようになります。

また、「自分とは関係ない」という考えではなく、あえて「仕事」と位置付けることで、自分にも関係があると意識してもらい、モチベーションをあげてもらいたいです。

取り組みはじめは「トップダウン」ですが、実際に取り組みを始めると、従業員から問題点や対策案を吸い上げるような仕組みも作る必要があります(ボトムアップ)。


「トップダウン」と「ボトムアップ」、両方を使ってコミュニケーションをしっかりと取りながら、効果を最大限にしていくことが重要になってきます。




弊ブログは、「労働安全衛生から始まる業務改善」とあるように、安全衛生を入り口として、業務改善、業務の効率化まで話をしていきます。

これからどうしてプラスになるのか話していきますが、その前に肝心な「労働安全衛生」についてお話していきますね。

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